DUEL SAVIOR
メーカー名 戯画
メディア CD-ROM
プロテクト名 Alpha-ROM(v1.2)
備考 Disc2
総合判定


ST CH SY MU CG 合計 平均
72 75 85 68 74 78 452 75.3
B B A C B B B


ストーリー 72点
単純な面白さは置いておいて・・・・ストーリーの流れですが。
上手く言えば
分かりやすい。しかし、別の視点からすると裏切られたっていう感想があります。

1、バルドフォースと比べるとどうしてもストーリーの濃さは劣る
2、一人をクリアすると芋づる方式で謎が解けてしまう
3、各キャラの分岐に入ってすぐにそのキャラのエンドがなんとなく理解できる

また、バルドフォースと同じようにストーリーが重厚かな〜って思ってみればそれほどでもなく、またこの本編の核となるのはエンディングの方にならないと分からないのも微妙でした。
まぁ・・・・
戯画の割に頑張ったと思えば良い感じだと思います♪
ただ、ストーリーを進める事により
展開のほとんどが分かってしまいます。このストーリーの核は分からないようにある程度伏せてありますがそれ以外はほとんど各キャラクター分岐に入った直後ぐらいに分かります。
またバルドフォースと同様、
攻略可能キャラクターが設定されているためそれ以外を攻略しようとすると必ずバッドエンディングになります。
んで、ようやく各キャラクターの分岐が始まったと思えばそれぞれの
思うところ因縁・確執などがあってそれが終わるとさぁ!エンディングですよ〜♪
そんな感じで進んでします。

ストーリーの核を主人公の「知るか、ボケ!」的な発言でパーになっているし・・・・そんなこと言ったらストーリーとかのレベルの話じゃないだろ!っていうこともあると思います。
またエンディングをどうしてもストーリーの核と合わせたいのか最後で無理矢理整合させている点もちょっと見当たります。
そういうことを考えるとバルドフォースよりも一歩どころか2〜3歩近く下がりますw


キャラクター 75点
個性的なキャラクターが居て面白い。
本の精霊とかブラッドファビオっていう恐怖症の忍者とか2重人格の人格者とかとにかく凄いけど・・・・。
ストーリーによって人が変わったようになるのは辛い・・・・。
原画家も確かバルドと同じ人だと思います。まぁ、ストーリーがファンタジー系のお話だったり中世ヨーロッパ的なお話だったりするので服装とかは全体的にそっち系です。
サブキャラも少ないので、今後はもう少しキャラクターを増やして欲しいと思います。

んで、メインキャラクターの印象ですが・・・・さほど印象に残っていません。
それが感想です。
まぁ残っているとしてリリィぐらいでしょうか。あとはナナシ。彼女以外は特別強烈な印象を与える感じじゃないので。


システム 85点
システムとしてはバルドフォースと並びまたまた戦闘システムが熱いこの作品ですが・・・・。
どんな感じかというと。
まぁ説明をするのも、面倒くさいのでまぁ公式HPを見てください。しかし、バルドフォースよりは劣るかな〜♪
2Dで横スクロールで・・・・またまた微妙な選択をしたと思っています。
バルドフォースみたいなタイプの方がいまのユーザーは好むような気がします。
バルドフォースのように武器換装とかがない分、攻撃のマンネリ化が早いです。このようなゲームの類はマップとかが単調になりやすい分、通常のゲームよりも飽きが早いと思います。
それを回避するために武器の換装とかが上げられます。それが少ない!その上、その換装の代わりとなるのが攻略終了したキャラクターのゲーム中での使用可能です。
キャラクターを変えるよりも武器を変えたほうが数段このシステムの弱点を補えたのではないだろうかと思われます。

これだけ、駄目な点を言い続けるのも飽きますから。^^;
いい点も言っていきましょう。
確かにシステム的に簡単で初心者でもプレイしやすいというのは高く評価できます。
まぁラスボスは置いといて。
必要なボタンは攻撃ボタンの2ボタンと移動キーぐらいですから初心者でも簡単に出来る親切設計ですね。


Hシーン 68点
うぅ〜ん、Hシーンですが・・・・。
基本的に主人公が攻め続けて終了〜♪っていうのが大体です。
むしろ、主人公が基本的にドスケベなのでウハウハを考えている典型的な馬鹿です。
なので、Hシーンもそのドスケベ振りが存分に発揮されています。
しかも、模擬戦闘で勝つことによってその対戦相手を1日奴隷?として利用する事が出来、それを存分に利用して相手にエロイことをし続けていきます・・・・。(これが、攻略の鍵になるんですけどね。
最初は凄く嫌々やるのに・・・・ラストの方では。
お願い!早くして!
みたいによがってみたり、時には慰めあったり・・・・どんなHシーンだ・・・コラ・・・・。って思ったりします。
といっても慰めあうHシーンは確か無かったような・・・・。^^;

また、サブキャラクターとの絡みはほとんどありません。
あっても、ダリアさんぐらいです。ブラックパピヨンとの絡みもありますがこの子は見た目からして「○○○」っていうキャラクターですから除外しておきます。


音楽 74点
ほとんどのBGMに関して記憶はありません。
むしろ、この得点のほとんどはOP曲のFatallyだけで稼いでいるようなもんです。
毎度毎度、やっちゃっう製作チームですね。
なんつーか、これを聞いただけで十分やりたいと思うわけで。おまけにユーザーが先行しているゲームイメージとほぼ同じ感じの曲作りにはスタンディングオーベーションですw
バルドフォースのOP曲と並び素晴らしい出来だと思います。
まぁED曲があったかな〜っていうのは既に記憶の彼方に逝っていますがw
というわけでこれで終了w


CG 78点
CGは全体的に綺麗で枚数もそれなりにあります。
また、ストーリーとの繋がりをより効果的にするために集中線などをつけたりしてCGをさらに動的にしてくれます。

場面によってCGの書き方や色使いを変えているのも好印象。

それ以外は特に感想のしようも無いなw


総評 452点
まぁ〜この作品が発売された年は既にほとんどのメーカーが記録媒体をCDからDVDへと移行している中、この作品はCD4枚組と凄い量になりながらも発売されました。
バルドフォースと同じ製作チームで作ったという事でかなりバルドフォースを継承しているのだろうと思っていればその通りでした。^^;
まず1周目で攻略できるキャラクターが限定されています。バルドフォースEXEのようにデュエルセイヴァージャスティスというのも発売されるのもお約束となりつつあります。

んでプレイしてみると、最初にOPムービーが現れて・・・・。

「おぉ!?すげぇ!!!!!!!!!!!!」
と感動したもののストーリーはサクサクと進みましたが・・・・・。
そのままバッドエンディングで終了。それが6回も続きました。


何故だ!何故だ!おかしい!


あぁ〜なるほど・・・・バルドフォースと同じ仕様扱いだな!!!!!!!!!!!


ってことは・・・・あぁ!1周目での攻略可能キャラが決まっているんだ・・・・。orz

という事実を知り、すぐにインターネットを開いて攻略ページを見ながら1人目のエンディングを見ることが叶いましたが、この調子であと5人もプレイするのかって考えたら一気に鬱になってしまいました・・・・。
とりあえず、気合を入れてプレイしました。ようやく、ストーリーの核が分かりだす頃にはだれていて・・・・。

適当に戦闘もしていました・・・。


だって面倒くさいんだもん!って思いながら。

確かに、他のキャラクターも使えるようになっているんですがそれもそれで面倒くさいと感じたので主人公ONLYで戦い続けていました。

頑張ってラストの一人まで行く頃には、もうダラダラになっていて・・・・。
あぁ〜コイツが白の主になるのね〜っていうか、なる前から気付くよ。だって、ピーーーーーーーしてるじゃん・・・・。
とか半分近く批判やその後の予想をしながらゲームをしていて。
さぁ!ラスボスだ!っていうか・・・相手が神様!?
って思いながらさっそく殺しにかかりました。
が!!!!!!!!!!
まぁバルドフォースのときのラスボスもそうでしたが、なぜラスボスは即死攻撃レベルが実装されているのか凄く考える・・・・。おまけにラスボスが強すぎて親切設計とかそんなのどうでもいいだろうと思っていました・・・。確か、一度負けるとHPに変化がおきたような気もしますが、それでも十分強いです・・・ありえないほど。ただ、型にはまればラスボスといえどボロボロになるので楽勝モード。

まぁ〜終わった後の感想として消化不良は無いにしろバルドフォースから比べると劣っている感じがしました。
所詮戯画ですから!っていえばそれで終了ですが。
もう少しいけたんじゃないかって思います・・・・これはこれで良い作品ですけどね。