マギステル・テンプル
メーカー名 Light(ライト)
メディア CD-ROM
プロテクト名 No Protect
総合判定


ST CH SY MU CG 合計 平均
63 68 50 55 58 60 354 59
C C E D D D D


ストーリー 63点
ストーリー始めに、遅刻から始まる典型的な始まってパンを咥えながら走っていると曲がり角で女性とぶつかってって・・・・・っていうのはありませんが、それに近いものはありましたw
物凄いスピードで学校に着いたと思ったらそれをも凌ぐ高速スピードでメインキャラクターの遥香に突き飛ばされると言うか吹っ飛ばされて無理矢理Hをするんだけどその後からはもう何がなんだか分からない状態で主人公の家に遥香が住み着いて他のキャラクターも色々と吹っかけて住んでしまい、その後彼らは世界を救う?ような感じで進むのですが・・・・・。

なんというか、本当にこの後の山となるようなものが必要なのか気になりました。何故かと言うと、ストーリーの初めの方が面白くて楽しい割に後半から全く笑えなくてそのギャップに吃驚してしまうからです。ストーリー初めのノリで進んだ方が自然な流れだったかな〜って思ったりしています。

また、後半の部分での話が見えなかったり、ちょいネタバレになりますが。
主人公が、遥香の能力を奪ったりや千草に掛けられた呪いというか魔法を解いたりや由紀の能力に目覚める力は何なのか、分からない状態でエンディングへ言ってしまうのはどうかなっと。もう少しその辺を理解させた方が良かったような気がします。
また、最終話見るために全攻略可能キャラクターのエンディングを見ないといけないのも、疲れるし普通、全キャラクターが攻略し終わったら普通最初からやらないと思うのでその辺も改善の余地があるのではなかろうかと思われます。^^;


キャラクター 68点
キャラクター数は15とそこそこ多いように思います。
また、絵自体も上手くて良いんですが・・・・・会社の公式HPのキャラクター紹介の主人公を見る限り男には見えません。どちらかと言うと、中性的な雰囲気を醸し出しています。また、攻略可能キャラクターもそれぞれの個性がしっかりとストーリー中でも生きているので魅力を感じる事が出来ます。特に、序盤の方ですかね、各キャラクターが登場する辺りも結構面白いです。他にも、所々にキャラクターの個性が見えているのでOK!
キャラクターを盛り上げる最大の要素となる声優陣ですが。
一色ヒカルさんやかわしまりのさん、草柳順子さんなど安心して聞けるのにプラスしてなによりもルネッサンス山田さん!
Dear My Friendほどの良いキャラクターは出していませんが、それでも十分期待に応えていると思われます。


システム 50点
システムは過不足無し。セーブ・ロード数も多少あり、クイックセーブ・ロードともに完備しているのでまぁ大丈夫でしょう。
コンフィング画面も必要最低限なものは揃っているのでグッドウィルw
ストーリーを1つの話ごとに区切る最近見られるものを採用しているので、分かりやすくなっていますが、ストーリーの部分でもいったように最終話をプレイするためには全攻略可能キャラクターのエンディングを見ないといけないというのが最低条件です。
しかし、普通のユーザーなら間違いなくスルーするだろうと思われます。なぜなら、基本的に全攻略可能キャラクターのエンディングを見た時点でプレイするのをやめるからです。CGフルコンプを目指す人は、最初から再プレイするだろうけど管理人のような全攻略可能キャラのエンディングを見たらゲームが終了と言う考えを持っている人の場合は大抵気付かないかもしれません。^^;(攻略サイトを見て初めて気付きました。)
このような、方式を取るのは良いのですがそのアフターケアと言いますか、後処理をちゃんとして欲しかったです。そうすると、自然と最初から再度プレイする事も出来たのではなかろうかと思われます。


Hシーン 55点
オカズになるようでならない微妙なHが続きます。
言うなれば、「あぁ〜〜〜さっさとやれよ!」って言いたくなります。微妙に相手を思ったり慰めから始まったりとなんとも言いづらい状況下でのHって盛り上がりに欠けそうなんですよね。^^;
まぁ、ジャンルがアドベンチャーですので良いのですが。
そしてHシーン自体は、さほど濃いものとは言えず前戯無しで速攻プレイ!っていうのも多すぎてHシーンとしては淡白かな・・・・。って考えています。
あとは、サブキャラとのHシーンへ突入すると速攻バッドエンドもどうだろう?
まぁ〜全体を通せばそこそこだし、平均点は上げられるかな〜っていうのでこの評価に落ち着きました。


音楽 58点
OP曲とED曲ですが、そこそこ良い感じがします。
しかし、BGMに目をやるとさほどグッとくるものは感じられず、あと一歩と感じられます。あと、OPとED曲を歌っているのは、遥香役の一色ヒカルさんかと思われます。^^;(お前も知らんのかい!
OP曲とED曲は、ストーリーの始まりと終わりをちゃんと考慮した曲作りをしていて、詩も丁寧に書かれているので聞いていてズレを感じる事は少ないです。どうしても、ゲームをクリアした後の達成感が薄いのかパッとED曲を飛ばしていましたw
なのでこうやって慌ててED曲を聴きましたが、良いです。
OP曲も、ちゃんと考えられているんですがこれにムービーが合わさると・・・・・。どうだろう?と考えてしまいましたw


CG 60点
標準以上!それは約束できそうです。
がぁ!たまぁ〜にあるんです。「あれ?これって本当に○○(キャラクター名)のCG?」って首を傾げたくなるようなCGがw
それだけが頂けない。それ以外は丁寧に書かれていて、彩色もちゃんとされているので問題ナッシング!
また、各キャラクター毎の枚数もバラバラである程度数は揃っているように見えますが、ちょっと途中から物足りなさを感じる事もしばしば。
立ち絵も種類があり、各キャラクターに対して立ち絵が3〜4枚程度あるようです。


総評 354点
インストールCD一枚ですが、そこそこの内容量。しかし、これで9,240円を払うかと聞かれれば微妙です。
中古で、暇潰し程度〜って考えているなら良いでしょう。
途中までの楽しさが後半から見えなくなり、そのギャップに驚くとともに今後の展開が見えています。また、このストーリーで中核を担うであろうキャラクターですが、シルエットだけで一発で分かります。
話の展開としては面白いと思うからこそ、惜しいと思います。しかし、途中からは結構ありふれた話の展開になっていて中途半端な作品のように感じられます。
もう少し、話の道筋を立てて深く掘り下げたり、音楽をもう少し綿密にしてみるとか、他にも改善の余地を書けば書くだけあるのですが。^^;
次に良かった点ですが。
アナザーストーリーでしょうかね。通常のゲームだと、アナザーストーリー自体がゲームに入っているのですが、ここの作品を作ったゲーム会社のソフトはゲーム会社の公式HPにあるダウンロードからアナザーストーリーだけダウンロードしてゲームをインストールしたフォルダに入れることによってアナザーストーリーが見れるようになるんですが。
そこには、今回のこのマギステルテンプルのシナリオを担当した人以外にも、アナザーストリーを書いてあったりしてそれぞれに書き手によるゲームを感じ方が多種多様で面白いです。
また、このアナザーストーリーはユーザーのも見ることが出来るのでやってみると意外と面白くてはまります。^^

中古で、魔法使いとかの類と世界を救うようなお話に興味があったら購入してみるのも良いかと。
ちなみにネットで調べて販売価格は安いところで3000円を切っていますw(何処でもって訳じゃないのであしからず。)